わたしはいい子。

アダルトチルドレンの30代独身女の雑記

初潮の生理痛の時に、体調不良を申し出たが嘘をついてると思った担任の先生のこと。

私は、小学校高学年の時少し病んでたと、今になると思う。

 

3歳から父の希望でピアノを習っていた。

だから今はとてもピアノが嫌いだ。小学校5年生になるとグループレッスンと個人レッスンがあった。

 

「もう辞めたい。」何度言っただろう。

母は辞めるのは直接的に止めなかった。しかしいつもこう言った「こんなに長く続けたのに、本当に辞めていいの?」

そう言われると、じゃあ頑張ると返した。

今になると何故頑張っちゃったんだろうか。

 

楽しくないし、グループレッスンの先生は怖くて毎週金曜日がくるのがいやだった。

私はその時間があまりにも楽しくないので、小学校では普通なのにとても静かで大人しさに輪をかけた大人しさだった。無になって時間が過ぎ去るのを待ってたんだろう。

説明は頭に入ってこず、ぼーっとしていた。みんなでさあ、やってみよう!という時間になるとみんなの足を引っ張って、この時からなんて自分は能力のない人だろうと思っていた。

そんな時、個人レッスンを受けている時だった。

 

個人レッスンは私だけに教えてくれたので、ペースが私に合っていた。だが、嫌い。

毎日の練習も、弾くことも、楽譜を読むのも。

小学校5年の冬だった。ピアノがある狭い個室で先生と1対1でレッスンを60分する。

難しいフレーズが出来ずに何度も弾く。顔にあたる暖房が、より頭をぼーっとさせた。

集中して先生の言うことを聞きながら練習していると、胸がムカムカしてきて胃が気持ち悪い。そして、目の前がオレンジに近い黄色いフィルターがかかったように目の前の世界が変になった。意識が朦朧とする中、私は練習をしていたら、「ちょっと!アメちゃん!やる気あるの!ちゃんとやりなさい!」と先生に注意される。それから段々と音が遠くなり、意識がなくなりそうになり、やっと変だと思い先生に伝えた。

「先生、しんどい。」

 

その後はあまり覚えていないが、私は倒れた様だった。

 

ふと気がつくと、個人レッスンをする待合の長椅子で、コートをかけられて寝ていた。

「大丈夫?アメちゃん?」何人かの若い女の先生に尋ねられた。

寝ている私を珍しいものでも見るように、グループレッスンを一緒にしている子達がみていく。

 

母は「年頃だから、体の変化で起こったのね。」と、特に病院に行く事もなく終わった。

私の中では怖い体験だった。

 

それから、もう一度辞めたいと言うと、母は「いいよ。」と言った。

グループレッスンの先生が「アメちゃんは、学校でちゃんとやってるんですか?話さないし、笑わないし…辞めたほうがいいですね。こんなに国ではなっていたのなら。」

そう言われたと言う。

 

母も父も私に何も謝らなかった。

 

そんな時に私は小学校で、40代の女性の先生が担任のクラスにいた。

学校では大人しいがそれなりに友達もいて、それなりに楽しく通っていた気がする。

ただ、給食の時に大きな声で笑う男の子の声が私の事を笑っているのかな。とその声が響くとしんどくなった。

 

先生は私に厳しかった。

容赦山葡萄で校舎に落書きをしてからだ。

雨で流れるだろうと昼休みは友達と壁にお絵描きをして遊んだが、どえらく怒られた。

 

そして、体育の時間は私に手厳しかった。

体育の授業はラジオ体操から始まる。

私は自分なりに普通にラジオ体操をやっていた。ただ私はかなりの運動音痴で、アメトーーク!の運動神経悪い芸人にはほとほと共感を得た。

先生はちょっとストップ!とみんなを制止させると、私の苗字を呼び捨てで大声で叫んだ「アメ!」

 

30人くらいに注目の目がささる。

 

「まじめにできないなら、帰れ!さっさと帰れや!」

私は、凍りつき、恥ずかしく、また胃が気持ち悪くなる。首を横に振った。

30人も人がいるのにとても静かで凍りついた時間だった。

「はやく帰れよ!」

私は首を横にふる。

「それなら、ちゃんと真面目にしろ!ったく…」

それから、クラスメイトの目は私から外れて、恥ずかしくて、いなくなりたい気持ちだけが残った。次の日にも次の次の日になっても、残った。なかなか忘れられなかった。

ラジオ体操をしている時は、みんなの動きをみて、自分なりにより真面目にしようとした。大きめに手をふればいいのかな?周りのクラスメイトを観察した。

 

そして、数ヶ月たち、逆立ちの授業があった。

私は苦手だなぁ、と思いながら昼さがりに体育館にいた。

怖いなぁ、と思いつつ先生の手本をみていた。

体育座りをしていると下腹が段々と痛くなってきた。下痢ではなさそうだけれど、凄く痛くなってきた。立ったり動くとより痛い。

逆立ちする事は考えられないくらいに痛かったので、立ちながらもお腹をおさえて、丸い姿勢しか取れなかった。

 

怖いけれど、先生に報告しに行った。

「先生、お腹が痛いので見学してていいですか?」

先生は私の目をじーっとみた。そして、私のペアのクラスメイトに「鈴木さんは先生とペアだった、永井さんとやってくれる?」

そういい、

「いいから、逆立ちやってみなさい。」と先生は言った。

 

私が仮病を使ったようにみえたらしい。

3.4回ほど先生に支えられて、逆立ちをした。

初めての痛さで分からないが、とにかく痛いのは消えずに酷くなった。

 

そして、次の日の朝。

土曜日で今日は午前中だけだから、あと一息と思いながら支度をしていた。

トイレに行くと、フクロウのバックプリントのある薄ピンクの子供用のパンツが血だらけになっていた。

「わー!おかあさーん!血が出た!」

 

初潮の生理痛だったのだ。それを先生は仮病で嘘をついたと思い込んだ。

私は先生に期待をする事をやめた。

 

高学年の保健の授業で、生理の事は知っていた。でも、まだまだ大人じゃないし、恥ずかしかった。

私は何故恥ずかしいのか理由は分からないが母に伝えた。

「みんなには秘密にしてて。」

母は嬉しそうに笑顔で「うん。」と言った。

 

でも、その日はこれ見よがしに赤飯が炊かれて、週末に母方の祖母に会うと「アメちゃん、生理きたんやね〜、大人の仲間入りおめでとう!」と言われた。

 

私は母にも裏切られた。

でもその時は、初めての生理をどうしたらいいか教えてくれたり、喜んでご馳走を作る母の姿が嬉しかったので、怒ることはなかった。

 

ちなみにその、担任の先生は数年後、彼女のクラスが学級崩壊になり、辞めたそうだ。